問題
ボイラーの水位検出器について、適切でないものは次のうちどれか。
| 1. | 水位検出器は、原則として、2個以上取り付け、それぞれの水位検出方式は異なるものの方が良い。 | ||
| 2. | 水位検出器の水側連絡管は、他の水位検出器の水側連絡管と共用しない。 | ||
| 3. | 水位検出器の水側連絡管及び蒸気側連絡管には、それぞれバルブ又はコックを直列に2個以上設けてはならない。 | ||
| 4. | 水位検出器の水側連絡管は、呼び径10A以下の管を使用する。 | ||
| 5. | 水位検出器の水側連絡管の曲げ部分は、内部の掃除が容易にできる構造のものとする。 |
回答
正解は(4)
1.水位検出器は、原則として、2個以上取り付け、それぞれの水位検出方式は異なるものの方が良い。
→正しい
故障などで計器が使えなくなったときのことを考え、異なる方式の水位検出器を2個以上取り付けるようにします。
2.水位検出器の水側連絡管は、他の水位検出器の水側連絡管と共用しない。
→正しい
水位検出器につながる水側連絡管は、他の検出器と共用してはなりません。詰まりなどが発生した場合に正しく検出できなくなるためです。
3.水位検出器の水側連絡管及び蒸気側連絡管には、それぞれバルブ又はコックを直列に2個以上設けてはならない。
→正しい
水側連絡管や蒸気側連絡管には、誤作動を防ぐためバルブやコックは2個以上設けてはいけません。
4.水位検出器の水側連絡管は、呼び径10A以下の管を使用する。
→不適当
水位検出器の水側連絡管は、ボイラー水中の不純物によって詰まりやすいため、呼び径20A以上の管を使用します。
5.水位検出器の水側連絡管の曲げ部分は、内部の掃除が容易にできる構造のものとする。
→正しい
水側連絡管の曲げ部分はボイラー水中の不純物などが溜まりやすいため、内部の掃除が容易にできるような構造とする必要があります。
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