比エンタルピとは【ボイラー技士重要知識】

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🔹 比エンタルピとは?

エンタルピというのは「ある物質が持っている熱の量」を表す言葉です。
ただし「全体の量」だと大きさによって変わってしまうので、1kgあたりで表したものを「比エンタルピ」といいます。
つまり、比エンタルピ = その物質1kgあたりの熱エネルギー です。
単位は kJ/kg です。

🔹 具体的なイメージ

例えば、水を0℃から100℃まで温めるときのことを考えます。

  • 0℃の水 → 100℃の水になるまでに「温めるための熱(顕熱)」を加える
  • 100℃の水 → 蒸気になるときに「蒸発させるための熱(蒸発熱)」をさらに加える

この「0℃から100℃まで温めるのに必要な熱量(顕熱)」が、飽和水の比エンタルピです。
そして「その顕熱に、蒸発に必要な熱量(蒸発熱)を足したもの」が、飽和蒸気の比エンタルピです。

🔹 公式っぽくまとめると

  • 飽和水の比エンタルピ = 顕熱
  • 飽和蒸気の比エンタルピ = 顕熱 + 蒸発熱
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